はじめまして、佐賀。上海から移住。
はじめまして、Have a nice coffeeの野村です。
ずっと住みたかった場所、佐賀へ移住してきました!
佐賀移住のきっかけは、佐賀バルーンフェスタ。
嘉瀬川の河川敷で見た一斉離陸のバルーン。周りはまだ薄暗く空気も冷たい朝の時間。太陽がすこしずつ昇ってくる中で静かに始まるモーリス・ラヴェルのボレロ。みんなが一様に空を眺めながら、手を振る人、声をかける人、じっと見守る人、心を奪われる人。
時間が止まっているかのような錯覚を覚える幻想的な世界観に、息を呑むばかり。上海での競争社会に疲れぽっかり穴の空いていた心に、何が足りなかったのかを気付かせてくれるような時間でした。
それ以降、上海から佐賀へ通っていた4年間。佐賀バルーンフェスタへ足を運ぶたびに、いつか「佐賀に住んでみたい。大切な人と佐賀バルーンフェスタを見たい」そんな気持ちが強くなっていきました。

そして、上海10年目を迎える頃、福岡で新事業を立ち上げることになり上海と福岡を行き来する生活へ。プレゼン資料作成や会社設立、事務所準備の合間を見つけては佐賀へ。
上海ー福岡ー佐賀を行き来しながら、佐賀移住へのタイミングを探していました。ただ慣れない土地での物件探しには正直苦戦。人脈もない、土地勘もない、お金もない中、何回も、何回も、何回も、何回も、不動産屋へ足を運びました。
そしてある日一本の電話から、佐賀市鍋島町の卸団地の一角にある築40年の古倉庫物件に出会うことができたんです。
2014年3月
佐賀にこんな場所があるなら行ってみたい!大人の秘密基地のような珈琲焙煎所は、佐賀市鍋島町(卸団地内)にある築40年古倉庫をセルフリノベーションしてスタート。
今だからこそ、すこし立ち止まって考えてみる。そんな想いを「Have a nice coffee(おいしいコーヒーをどうぞ)」に込めて活動を始めました。

2015年
コーヒー直売日(毎週金曜日のみ)を開始。
2018年
コーヒー直売日(毎週金曜日と土曜日のみ)を開始。田んぼを始めました。
2019年
第一子誕生。男の育児環境や仕事のやり方を考え始める。
2021年10月
Youtubeにて動画配信【築40年倉庫で珈琲焙煎所】
2022年
第二子誕生。「子どもとの時間」を大切にした仕事と家庭の調和ができる経営形態と時間管理に取り組み始めました。
過去歴
大阪の服飾専門学校を辞め、イッセイミヤケ、日本料理、老舗珈琲専門店を経て、2003年、上海へ渡り独立。
会社を設立後、自転車一台から事業を開始。旧日本人租界地に焙煎所兼喫茶、日本人街にマクロビカフェをオープン。その他、上海英国領事館のブレンド作りや雲南省のコーヒー農園のクオリティアドバイザー、コンサルティング、独立開業支援、オリジナル焙煎機制作などを行なう。2011年の東日本大震災では、上海日本人学校と被災地支援を企画。子供たち約2000人の手書きメッセージ付コーヒーを、福島県、宮城県の自治体と協力し、仮設住宅13ヶ所へ直接送り届ける(東北三陸新聞に掲載)。2013年に福岡で新会社設立とともに本帰国。事業継承後、佐賀へ移住。
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